電波は、目に見えないまま、世界中の部屋に届きます。その細い通路を、ときに誰かが乗っ取り、ときに正体のわからない声が通り過ぎていきます。ここには、実際に起きた放送の事件と、深夜のテレビ・ラジオが育てた文化、そして子どもの記憶に残った不思議な番組を集めました。
出所の確かでない話は、そのように書いています。
40語
謎の電波
-
一部の人にだけ聞こえる、低い唸りの音。発生源は特定されていない。
-
雷から出た電波が、地球の磁力線に沿って伝わることで生じる、口笛のような音。
-
免許なしに放送する局。イギリスでは、沖合の船から放送した「ラジオ・キャロライン」が知られる。
-
北海の船の上から、ポップスを流した海賊局。若者に支持され、のちに政府が法律で規制した。
-
遠くの国まで電波が届く。BBCやモスクワ放送を、日本の子どもたちが夜中に聞いた。
-
海外の短波放送を聴き、受信報告を送って、返信のカード(ベリカード)を集める趣味。
-
受験生や若者が、勉強しながら聞いた深夜の放送。「オールナイトニッポン」が代表。
-
免許を取って、個人が電波で交信する趣味。
放送事件
-
シカゴのテレビ局の電波が、何者かに乗っ取られ、マックス・ヘッドルームの仮面をかぶった人物が、奇妙な映像を流した。犯人は、いまも特定されていない。
-
ラジオドラマ「宇宙戦争」が、ニュース速報の形で放送され、一部の聴取者が本当の出来事と受け取った。混乱の規模は、後年の研究で、伝えられているほど大きくなかったとされる。
-
BBCの番組が、エイプリルフールに、木にスパゲッティが実る収穫の様子を放送した。多くの視聴者が本気にして、栽培方法を問い合わせた。
-
テレビアニメの光の点滅を見て、多くの子どもが体調不良を訴え、救急搬送された。これを受けて、テレビの放送基準が見直された。
-
深夜番組「三宅裕司のいかすバンド天国」。素人バンドが演奏を競い、たま、BEGIN、FLYING KIDS などを世に出した。
-
放送では使わないよう、各局が自主的に決めた言葉。法律による禁止ではない。
-
各局の自主規制などで、放送されなくなった歌。「放送禁止」という言葉は、正式な制度ではない。
-
長江俊和が手掛けた、疑似ドキュメンタリーの番組。テレビの「お蔵入りの映像」を装った。
-
放送の終了後にテレビに映る、白黒のちらつき。デジタル放送になり、見られなくなった。
-
放送開始前に映る、調整用の図柄。丸や線の組み合わせが、独特の雰囲気を持つ。
深夜と子ども番組の記憶
-
日本テレビと読売テレビの深夜のワイドショー。大人の娯楽として、麻雀や映画、時事を扱った。
-
古いテレビ番組を、懐かしんで紹介する番組。
-
円谷プロが作った、怪獣や怪奇現象を扱う番組。
-
不思議な出来事を描く、一話完結の番組。タモリが「ストーリーテラー」を務めた。
-
不思議な出来事や実話を紹介する、日本の番組。
-
ロッド・サーリングが案内役を務めた、SFと怪奇のオムニバス。結末で世界の見え方が変わる。
-
FBIの捜査官が、超常現象や陰謀を追う。「真実はそこにある」。
-
元スパイが、正体不明の村に閉じ込められ、番号で呼ばれる。「私は番号ではない、自由な人間だ」。
-
ナンセンスな笑いと、唐突に終わるコントで、テレビのコメディを変えた。
-
タイムマシン「ターディス」で、時間と空間を旅する異星人の物語。主役が入れ替わりながら、六十年以上続く。
-
頭にアンテナ、お腹にテレビ画面を持つ四人組の、幼児向け番組。
-
フジテレビの子ども向け番組。ガチャピンやムックが登場し、歌とアニメで構成された。
-
ポンキッキに登場する緑の恐竜の子ども。さまざまな体験に挑戦する。
-
水木しげるの漫画をアニメにした。放送のたびに、その時代の妖怪像を作り直してきた。
-
NHKの、数分の音楽番組。ときに、子どもに強い印象を残す暗い歌が流れた。
-
「みんなのうた」で放送された、大貫妙子の歌。ミイラの視点の詞が、子ども心に忘れがたい。
-
市原悦子と常田富士男の語りで、民話をアニメにした番組。ときおり、暗く、不気味な話が流れた。
-
海外の児童文学をアニメにした、日曜夜の番組。「フランダースの犬」など、悲しい結末で知られる作品もある。
-
日本テレビの夏の心霊番組。再現ドラマで、読者や視聴者からの体験談を紹介した。
-
夏に放送された、心霊写真や霊能者を扱う特別番組。子どもたちが、夜にトイレに行けなくなった。
-
日本テレビの特別番組の枠。UFO、超能力、川口浩探検隊などを放送した。
-
日本のテレビでスプーン曲げを披露して、超能力ブームを起こした。
該当する見出し語は、この分類にはありません。辞典全体の索引も引いてみてください。
ほかの棚へ