走る、跳ぶ、投げる。競技の基本はそれだけですが、人はそこに、妙な条件を足しては勝負にしてきました。妻を担いで障害を走る、チーズを追って坂を落ちる、ただ長く眠る。真剣にやるほど可笑しく、可笑しいほど熱くなる。ここでは、まじめに競われてきた、奇妙な勝負の数々を集めました。
記録や開催状況は年によって変わります。
47語
担ぐ、投げる、転がす
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男性が女性を背負って障害物のコースを走り、タイムを競う。優勝賞品が、妻の体重と同じ重さのビールであることで知られる。
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丸太を縦に持ち、先端が一回転して反対側に倒れるように投げる。ハイランド・ゲームズの種目。
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風呂桶にエンジンを付け、海峡を渡る競技。
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重い鉄そりを引く馬が、二つの障害を越えて競う。世界で唯一の競馬の形式とされる。
食べる競技と耐える勝負
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決められた時間で、どれだけ食べられるかを競う。アメリカでは、独立記念日のホットドッグ早食い大会が知られる。
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コニーアイランドで開かれる、十分間のホットドッグの早食い大会。
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大食い選手。ホットドッグの食べ方の常識を変え、2001年に世界記録を大きく更新した。
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辛いトウガラシを食べ、耐えられる者が勝つ。
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世界一辛い唐辛子として、ギネスに認定されたことがある品種。
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110度前後の熱さで、どれだけ長く耐えられるかを競った。二〇一〇年に死亡事故が起き、中止された。
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見世物として断食を続ける「断食芸人」が、大勢の人に見られた。カフカの短編『断食芸人』の題材にもなった。
機械と乗り物の勝負
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エンジンのない手作りの車で、坂を下るタイムを競う。
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荷役用のフォークリフトを、競技として乗りこなす。
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漁船を競わせる、夏の風物詩の競技。
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川に大量のアヒルのおもちゃを流し、先着を競う。寄付集めの催しとして行われる。
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巨大なカボチャをくりぬいて船にし、湖で競走する。
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人がペダルをこいで飛ばす飛行機。「鳥人間コンテスト」で知られる。
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自律して動く小さなロボットを土俵に載せて、押し出しを競う。
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NHKが放送する、大学生の手作りのロボットによる競技会。
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電池で走るプラモデルの車を、改造してコースで競わせる。
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古い車をぶつけ合い、最後まで動いていた車が勝つ。
世界のばかばかしい選手権
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髭の形や手入れを競う。渦巻き、羽の形など、造形の限りを尽くす。
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蚊の多い夏に、蚊を叩いた数を競う。
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泥の沼の上で行うサッカー。動くだけでも重労働になる。
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雪の玉を投げ合う遊びを、チームの競技にしたもの。
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向かい合い、掌を押し合って倒す遊び。
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向かい合って顔を変え、先に笑ったほうが負けになる子どもの遊び。
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じゃんけんに勝った側が指で方向を示し、負けた側が同じ方向を向くと負けになる。
消えた競技と血なまぐさい競技
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雄鶏を闘わせる遊び。多くの国では、動物愛護の観点から禁止されている。
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牛と人が闘う。牛が殺される点で、賛否が大きく分かれる。
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コロッセウムなどで戦い、観客を楽しませた人。多くは奴隷や捕虜だった。
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ゴム球を腰で打ち、石の輪に通す。負けた側が生贄になったと考えられる場合がある。
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馬に乗り、山羊の死体を奪い合う競技。
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馬上で棒を使い、球を打つ競技。古代のペルシアで始まったとされる。
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棒で球を打つ、荒々しい球技。アイルランドのハーリングに近い。
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長い木の棒で、小さな球を打つ、世界でも最も速いとされる球技。
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鹿の革で作った鞠を、地面に落とさず蹴り続ける。平安時代の貴族の遊戯。
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馬に乗って毬を打つ。古代に中国から伝わり、宮内庁でいまも行われる。
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馬を走らせながら的を射る。神社の神事として伝わる。
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金を賭けて指す将棋。「真剣師」と呼ばれる、賭けで生きる者たちが、かつて存在した。
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賭け将棋や賭け囲碁で、生計を立てる人。小池重明などが知られる。
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「新宿の殺し屋」と呼ばれた、伝説のアマチュア将棋指し。酒と賭博で身を持ち崩した。
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阿佐田哲也(色川武大)が書いた小説。戦後の焼け跡の賭場を、博打打ちが渡り歩く。
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十二か月の花をあしらった札のゲーム。かつては賭博の代表とされた。
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二つの賽の目の合計が、丁(偶数)か半(奇数)かを当てる賭け。
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三つの賽を、丼に転がして役を競う賭け。
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弾を一発だけ込めた回転式拳銃を、順に自分の頭に向けて引く、命を賭けた遊び。
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