怪物の図鑑には載せられなかった、けれども実在する生きものたちがいます。血を吸う魚、光る菌、脳を操る寄生虫、死なないクラゲ。彼らは、想像上の生きものよりもはるかに奇妙な方法で生き延びてきました。ここでは、現実の自然が生んだ変わり者を集めました。
学名や生態は、研究の進展により、修正されることがあります。
67語
深い海と暗い場所
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頭の突起の先端に発光器をつけ、獲物をおびき寄せる魚。オスは小さく、メスに噛みついて一体化する種類がある。
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「ゴブリンシャーク」と呼ばれるサメ。顎が前に飛び出して獲物を捕らえる。
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銀色の長い体を持つ、世界最長級の硬骨魚。海岸に打ち上げられると、地震の前兆と噂される。
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「生きた化石」と呼ばれるサメの仲間。蛇のような体つきと、三つ又の歯を持つ。
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耳のようなひれを、羽ばたくように動かして泳ぐ小さなタコ。
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深海の底で、半透明の体をふわふわと漂う、ナマコの一種。
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巨大なダンゴムシに似た深海の生きもの。数年、何も食べずに生きた個体が、水族館で話題になった。
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腹に吸盤を持ち、丸く膨らんだ魚。
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深海から引き揚げられると、ぶよぶよに崩れた姿になる魚。「世界一醜い動物」に選ばれた。
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体を切られても再生する小さな生きもの。ギリシア神話の怪物と同じ名を持つ。
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成熟すると、幼生の状態に戻ることができるクラゲ。「不死のクラゲ」と呼ばれる。
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体長1ミリ以下の生きもの。乾燥すると、宇宙空間でも生き延びる。
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口も消化管もなく、体内のバクテリアに栄養を頼る、深海の熱水噴出孔に棲む生きもの。
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クモではない海の節足動物。体の中に、内臓の一部を、足の中まで伸ばしている。
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毛の生えたカニ。毛の中に、栄養をもらうバクテリアを育てる。
寄生と共生
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カマキリなどの体に寄生し、宿主を水辺に導いて、水に飛び込ませる。
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ネコの体内で繁殖する原虫。感染したネズミが、ネコを恐れなくなるという研究がある。
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菌に感染したアリが、木の葉の裏に噛みつき、そこで死んで、菌が胞子を飛ばす。
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虫に寄生して、その体からキノコを生やす菌。漢方薬として珍重される。
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人の腸に住む、細長い寄生虫。数メートルに伸びる種もある。
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血を吸う小さなナマズ。尿道に入り込むという噂があるが、確かな記録は乏しい。
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吸盤の口で魚に張りつき、血を吸う。目のような穴が並ぶ。
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粘液を大量に出して、敵から身を守る。結び目を作って、体を洗う。
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頭の吸盤で、大きな魚やクジラに張りつく。
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イソギンチャクと共生する魚。オスからメスへと性を変える。
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他の魚の体の寄生虫を食べて掃除する魚。
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菌類と藻類が共生してできた生きもの。岩の上にはりつく。
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植物の根と菌が、栄養を交換し合う共生。森の木々を、地下でつないでいる。
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暗闇で光るキノコ。日本では、ヤコウタケが、小笠原などに生える。
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体に発光器を持つ小型のイカ。春の夜、富山湾の海が青く光る。
奇妙な生態と習性
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オスが卵を、腹の袋の中で育て、出産する。
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卵を産む哺乳類。くちばしのような口を持ち、毒を持つ。
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女王を中心に、社会を作る、哺乳類。ほとんど、がんにならないという。
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木にぶらさがってほとんど動かず、毛に藻が生えて緑色になる。
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細い長い指で木を叩き、中の虫を探し出す、夜行性のサル。地元では、不吉な生きものとされた。
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危険を感じると、内臓を吐き出して、敵から逃げる。内臓は再生する。
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一つの細胞でできた、草履形の生きもの。
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動物だが、岩にくっついて生きる。触手に毒を持つ。
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動物と植物の両方の性質を持つ、単細胞の生きもの。
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変形体は、迷路の最短経路を解くことで知られる。南方熊楠が研究したことでも有名。
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迷路を解く粘菌として、研究に使われる。
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貝の仲間だが、殻を持たない。色や形が、多様である。
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木の上で逆さまにぶら下がることもできる、雲の模様のヒョウ。
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大きな体に強力な足を持つ飛べない鳥。「世界一危険な鳥」と呼ばれる。
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大きなくちばしを持つ鳥で、ほとんど動かないまま、何時間も立つ。
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頭がT字型に左右に広がっているサメ。
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大きな体で、水面にぷかぷかと浮かぶ魚。三億個ほどの卵を産む。
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目が別々に動き、舌が体長の倍以上に伸びる。色の変化は、周囲に紛れるためよりも、感情や温度の反応による。
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大人になっても幼生の姿のままの、サンショウウオ。手足が再生する。
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アホロートルの、日本での商品名。
人と暮らした奇妙な動物
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主人の死後も、渋谷駅で帰りを待ち続けた秋田犬。銅像が立ち、待ち合わせの目印になった。
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南極観測隊が、置き去りにした樺太犬のうち、翌年に生き延びていた二頭。
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生物として初めて軌道を周回した犬。帰還は予定されておらず、宇宙で亡くなった。
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計算ができるとされた馬。実際は、質問者の無意識の動作を読んでいた。
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色や形、数を答えたヨウム。研究者アイリーン・ペッパーバーグの実験で知られる。
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手話を使ったと言われるゴリラ。子猫を飼い、悲しむ姿が報じられた。
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手話を教えられたチンパンジー。
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手話を学ばせた、チンパンジー。言語学者チョムスキーの名前にちなむ。
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体細胞から作られた、最初のクローン哺乳類。
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片手を上げて客を招く猫の置物。東京の豪徳寺が、その由来の一つとされる。
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猫が、人よりも多く暮らす島。田代島や青島など、各地にある。
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年を経て、尾が二つに分かれた猫。人に化け、人を食うと恐れられた。
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皮も骨も黒い鶏。
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一声を、十数秒以上も鳴き続ける鶏。
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尾羽が数メートルにも伸びる鶏。高知県で、天然記念物として保護される。
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色鮮やかな鯉。新潟県山古志で、江戸時代後期に、突然変異の鯉を掛け合わせて生み出された。
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ミシシッピアカミミガメの幼体。ペットとして大量に輸入され、野に放たれて、生態系を乱した。
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