世界には、証拠がそろっていても、あるいはそろっていないからこそ、答えの出ないままのものがあります。ここでは、解かれていない暗号、戻らなかった人々、説明のつかない光や音、行方の分からない財宝を集めました。ディアトロフ峠事件やタマム・シュッド事件など、怪事件として語られてきたものは「オカルト」の分類に載せています。
実在の事件と人物を扱っています。亡くなった方や遺族がいることを踏まえ、分かっている事実と、伝わっている説とを分けて書くようにしています。後に解決したものは、その旨を書いています。
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第一部解かれていない暗号と文字
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CIA本部の中庭に置かれた、暗号文を切り抜いた銅板の彫刻。作者は彫刻家ジム・サンボーン。四つの部分のうち三つは1999年までに解かれたが、最後の97文字は、暗号として解かれたことがない。作者は何度かヒントを公表し、2025年には答えを競売にかけた。
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バージニア州に埋められた金銀の財宝の場所を記したという三枚の暗号文。1885年の小冊子で公表された。二枚目はアメリカ独立宣言を鍵にして解け、財宝の中身が書かれていたが、場所を記した一枚目と三枚目は解けていない。話全体が作り話だという説も強い。
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作曲家エドワード・エルガーが、友人の若い女性ドーラ・ペニーに送った手紙。半円を組み合わせた記号が三行並ぶだけで、受け取った本人にも読めなかった。エルガーは暗号好きで知られていた。
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イングランドの屋敷の庭にある、プッサンの絵『アルカディアの牧人たち』を浮き彫りにした記念碑。その下に「O U O S V A V V」の文字と、両端に「D」「M」が刻まれている。意味は分かっておらず、聖杯の在りかを示すという説まで出た。
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ミノア文明で使われた文字。よく似た線文字Bは1952年にギリシア語を記したものとして解読されたが、線文字Aは同じ音で読めても、どの言語を書いたものかが分からない。
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1908年にクレタ島の宮殿跡で見つかった粘土の円盤。両面に、人の頭や魚などの記号が渦巻き状に押されている。記号は判子で押されており、「最古の活字印刷」とも呼ばれる。一点しかないため、解読の手がかりがほとんどない。
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インダス文明の印章などに刻まれた記号。4000点以上が見つかっているが、ほとんどが数文字の短いもので、長い文がない。文字なのかどうかさえ論争がある。
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サンフランシスコ周辺で少なくとも五人を殺した犯人が、新聞社に暗号文を送りつけた事件。犯人は特定されていない。340文字の暗号は2020年に民間の解読者たちが解いたが、13文字と32文字の短い暗号は解けていない。
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ミズーリ州の畑で遺体で見つかった男のポケットにあった、二枚の手書きのメモ。文字と数字が括弧でくくられて並んでいる。FBIは2011年に解読の協力を一般に呼びかけたが、意味は分かっていない。
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ネット掲示板に「知性の高い人物を探している」という画像が投稿されて始まった謎解き。画像に隠された暗号、世界各地の街角に貼られたQRコード、古い書物へと手がかりが続いた。誰が何のために出題したのかは明かされていない。
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ハンガリーの貴族の蔵書から見つかった、448ページの手書きの本。200種近い記号で書かれ、十字架や騎士の挿絵もあるが、どの言語で書かれたのかも分かっていない。後世の偽作だとする説も根強い。
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イラン南西部で使われた、知られるかぎり最古級の文字の一つ。粘土板は1600枚ほど残っているが、ほとんど読めていない。数や物の記録らしいことまでは分かっている。
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フェニキアの港町ビブロスで見つかった、青銅板や石に刻まれた文字。100種ほどの記号があり音節文字と考えられているが、残っている資料が少なく、確かな解読には至っていない。
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ドナウ川流域の新石器時代の文化の土器や土偶に刻まれた記号。文字だとすればメソポタミアより古いことになるが、ただの印や模様にすぎないという見方が有力で、論争が続いている。
第二部戻らなかった人々
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エジソンやリュミエール兄弟より前に、動く映像を撮影した発明家。1888年に撮った『ラウンドヘイの庭の場面』は、現存する最古の映画とされる。1890年、ディジョンからパリへ向かう列車に乗ったあと、荷物ごと消えた。
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『悪魔の辞典』を書いた作家。71歳で革命中のメキシコへ渡り、パンチョ・ビリャの軍に同行したと伝えられる。1913年の暮れに書いた手紙を最後に消息が絶えた。
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女性で初めて単独で大西洋を横断した飛行士。赤道を回る世界一周飛行の途中、太平洋の小島ハウランド島を目指したまま消えた。無人島ニクマロロに不時着したという説など、探索が続いている。
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『ムーンライト・セレナーデ』で知られる楽団の指揮者。第二次大戦中、慰問のためパリへ向かう小型機に乗り、霧のイギリス海峡の上で消えた。機体も遺体も見つかっていない。
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旅客機を乗っ取った男が、身代金20万ドルとパラシュートを受け取り、夜の雨の中、飛行中の機体の後部から飛び降りた。男の身元は分からないまま。1980年に川岸で紙幣の一部が見つかっただけで、FBIは2016年に捜査を打ち切った。
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タイのシルクを世界に広めたアメリカ人の実業家。マレーシアの高原の避暑地で、散歩に出たまま戻らなかった。大規模な捜索でも手がかりは見つからず、元諜報員だった経歴から様々な説が語られた。
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アメリカ最大の労働組合チームスターズの委員長。マフィアとの関係が噂され、デトロイト郊外のレストランの駐車場から消えた。1982年に法的に死亡と宣告されたが、遺体は見つかっていない。
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推理作家クリスティーが、夜に家を出たまま姿を消した。車は崖の近くで見つかり、千人を超える捜索が行われた。11日後、北部の温泉ホテルに別名で泊まっているところを発見された。本人は生涯この出来事を語らなかった。
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ニュルンベルクの広場に現れた、うまく話せない16歳ほどの少年。幼いころから暗い部屋に閉じこめられていたと語った。バーデン大公家の世継ぎだという噂が広まったが、5年後に刺されて死んだ。出自は今も論争が続く。
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サフォークの村の狼の罠の穴から、緑色の肌をした姉弟が現れたという記録。知らない言葉を話し、豆しか食べなかった。弟は死に、姉は肌の色が戻って村で暮らしたという。同時代の年代記作者二人が書き残している。
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羽田空港に、存在しない国「タウレッド」の旅券を持った男が現れ、ホテルの一室から消えたという話。1981年の英語の本に載ったのが最初とみられ、当時の記録は見つかっていない。ネットで「異世界から来た男」として広まった。
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米海軍の駆逐艦を電磁場で見えなくする実験を行い、船が瞬間移動して乗組員が壁に埋まったという噂。1955年に、UFO研究家に届いた手紙から広まった。海軍は、そのような実験の記録はないとしている。
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南米の測量で名を上げた探検家。アマゾンの奥地に「Z」と名づけた失われた都市があると信じ、1925年に長男らとブラジルのマット・グロッソへ入ったまま消息を絶った。捜索隊も次々に行方不明になった。
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在任中のオーストラリア首相。1967年12月、ヴィクトリア州の荒れた海岸で泳ぎに入り、そのまま消えた。遺体は見つからず、中国の潜水艦に連れ去られたという噂まで生まれた。公式には事故死とされている。
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20歳の操縦士フレデリック・ヴァレンティッチが、小型機でバス海峡を飛行中に「見慣れない飛行物体が上にいる」と管制に伝え続け、金属音のような雑音のあと交信が途絶えた事件。機体も本人も見つかっていない。
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大富豪の家に生まれ、ニューギニアのアスマット族の木彫りを集めていた青年。1961年、乗っていた双胴船が沖で転覆し、岸へ泳ぎ出したまま戻らなかった。溺れたのか、上陸して殺されたのか、今も分かっていない。
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エベレスト初登頂を目指したイギリスの登山家二人。山頂近くの稜線を登る姿を最後に見られたまま戻らなかった。1999年にマロリーの遺体が見つかったが、二人が頂上に立ったのかどうかは決着していない。
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ニューヨーク州の判事。1930年8月の夜、マンハッタンの料理店を出てタクシーに乗ったのを最後に姿を消した。汚職の捜査が迫っていたこともあって憶測を呼び、「クレーター判事のように消える」は冗談の決まり文句になった。
第三部人のいない船
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五本マストの帆船が、ハッテラス岬沖の浅瀬に乗り上げているのが見つかった。乗組員11人と救命ボート、航海日誌が消えていた。同じころ近くの海域で行方の分からなくなった船がほかにもあり、海賊説まで出た。
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グレートバリアリーフの沖を漂っていたヨット。エンジンは動き、ノートパソコンが開き、食卓には食事が並んでいたが、乗っていた三人の男性の姿はなかった。検視官は、次々に海に落ちた事故だったとみている。
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オーストラリアからロンドンへ向かっていた大型客船。ダーバンを出た後、乗客乗員211人とともに消え、残骸ひとつ見つからなかった。「オーストラリアのタイタニック」とも呼ばれる。
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「船長以下全員死亡。私も死ぬ」という無線を受けて救助に向かうと、乗組員全員が恐怖の表情のまま死んでいた、という幽霊船の話。船の登録記録が見つからず、作り話だった可能性が高い。
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和歌山のマグロ漁船。エンジンが壊れて11か月近く漂流し、アメリカ西海岸の沖で見つかったときには、乗組員全員がミイラ化していた。残された航海日誌に、一人ずつ倒れていく経過が記されていた。
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サモアからトケラウへ向かった貨物船。五週間後、大きく傾いた姿で漂っているのが見つかり、乗っていた25人は一人も見つからなかった。救命ボートはなく、血のついた包帯が残っていた。
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アラスカ沖で氷に閉じ込められ、乗員に見捨てられた貨物船。沈んだと思われたが、その後40年近くにわたって氷の海を漂う姿が何度も目撃された。
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旧ソ連で造られた客船。解体のために曳航されていた途中で綱が切れ、無人のまま大西洋を漂流した。船内にネズミが共食いしながら生き延びているという噂が広まったが、行方は分かっていない。
第四部正体の分からない光と音
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ノルウェーの谷で、光の玉が浮かんだり、ゆっくり動いたりする。1980年代初めには週に十数回も目撃され、観測所が置かれて計測が続いている。原因はまだ分かっていない。
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テキサス州マーファ近くの荒野で、夜に地平線の近くに現れる光。町には見物のための展望所がある。遠くの車のヘッドライトの蜃気楼だという説明が有力だが、それだけでは説明できないという人もいる。
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毎年、仏教の出安居の夜に、メコン川の水面から赤い火の玉が浮かび上がるとされる。川に棲む蛇神ナーガが吐くものと信じられ、大勢の見物客が集まる。対岸から誰かが撃つ曳光弾だという報道もある。
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雷雨のときに現れる、光る球。数秒から十数秒ほど空中を漂い、窓や壁を通り抜けたという証言もある。実験室で似たものは作られているが、自然の球電の仕組みは解明されていない。
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核実験を見張るアメリカの人工衛星ヴェラが、南大西洋の上空で、核爆発に特有の「二度の閃光」をとらえた。どこの国も実験を認めなかった。南アフリカとイスラエルによる実験だったという説が有力だが、公式には確認されていない。
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地球から約1500光年にある恒星。明るさが不規則に最大2割ほど暗くなることが見つかり、「宇宙人の巨大な建造物ではないか」とまで言われた。その後の観測で塵が原因とする見方が強まったが、決着はついていない。
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太陽系の外から飛んできたことが初めて確認された天体。葉巻のように細長く、太陽から離れるときに、重力だけでは説明できない加速をした。ハワイ語で「遠くからの最初の使者」という意味。
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米国海洋大気庁の水中マイクが、遠く離れた地点でとらえた、非常に大きく低い音。巨大な生物の声ではないかと騒がれたが、のちに南極の氷山が割れる音とよく似ていると発表された。
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インド南部ケララ州で、二か月にわたって血のような赤い雨が降った。雨の中の赤い粒は、国の調査で藻類の胞子とされたが、「地球外の生命ではないか」と唱える研究者も現れた。
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晴れた空から、雷や大砲のような轟音が聞こえる現象。ベルギーやオランダの海岸では「ミストポウファー」、ベンガルでは「バリサルの銃声」など、土地ごとに名前がある。音速を超える飛行機や遠くの雷で説明できないものも残っている。
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アパラチア山脈の尾根の上に、夜、色のついた光の玉が浮かんでは消えるという現象。先住民の伝承にさかのぼるとも言われる。列車や車の灯りの見間違いという説明もあるが、決着していない。
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アメリカ海洋大気庁の水中聴音網がとらえた、音程が少しずつ上がっていく低い音の連なり。季節によって強くなったり弱くなったりする。火山活動によるものと考えられているが、発生源は突き止められていない。
第五部見つからない財宝
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ノバスコシア州の小島で、少年が見つけたくぼみを掘ると、一定の深さごとに丸太の床が現れた。海賊の財宝が埋まっていると信じられ、200年以上掘り続けられているが、何も出ていない。掘削の事故で死者も出ている。
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プロイセン王がロシア皇帝に贈った、壁一面を琥珀で飾った部屋。第二次大戦中にドイツ軍が解体して持ち去り、ケーニヒスベルクの城に展示されたあと、行方が分からなくなった。現在ロシアにあるのは復元されたもの。
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警官を装った二人組が美術館に入り、フェルメールやレンブラントなど13点を盗んだ。絵はひとつも戻っておらず、展示室には今も空の額縁が掛けられている。
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江戸幕府が倒れる前に、幕府の御用金を群馬の赤城山などに埋めたという伝説。1990年代にはテレビ番組が赤城山の発掘を生中継し、高視聴率をとったが、埋蔵金は出てこなかった。
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第二次大戦中に日本軍がアジア各地で奪った金塊を、フィリピンの洞窟やトンネルに隠したという伝説。名前は陸軍大将・山下奉文から。多くの人が探し、財産を失った。
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死海文書とともにクムランの洞窟で見つかった、銅の板に刻まれた巻物。64か所に金銀の財宝を隠したと記した目録で、場所の書き方が謎めいていて特定できていない。
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スーパースティション山地のどこかにあるという伝説の金鉱。19世紀に「オランダ人」と呼ばれたドイツ移民ジェイコブ・ウォルツが見つけたとされる。探しに入った人の遭難や死亡がいまも続いている。
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イングランドのジョン王が、ウォッシュ湾の干潟を渡る途中で潮に呑まれて失ったという宝物と王冠。王は数日後に死んだ。干拓で地形が変わり、どこに埋まっているのか分からない。
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ロシア皇帝の一家のために宝飾工房ファベルジェが作った卵形の宝飾品50個のうち、革命のあと行方が分からなくなったもの。2014年にはアメリカの古物商が屑金として買った一つが本物と判明し、話題になった。
第六部日本の未解決
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白バイの警官を装った男が、「車に爆弾が仕掛けられている」と言って現金輸送車の行員を降ろさせ、ボーナス約3億円を車ごと奪った。誰も傷つけずに奪われた。1975年に時効を迎え、犯人は分からないまま。
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江崎グリコの社長が誘拐されたことに始まり、「かい人21面相」を名乗る犯人が、青酸入りの菓子を店に置くと食品会社を脅し続けた。関西弁の挑戦状が新聞社に送られた。2000年にすべての時効を迎えた。
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国鉄の初代総裁・下山定則が出勤途中に失踪し、翌日、常磐線の線路上で轢かれた遺体で見つかった。自殺か他殺かで法医学者の意見が割れ、捜査は結論を出さずに終わった。同じ夏に三鷹事件、松川事件が続いた。
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中国の史書『魏志倭人伝』に記された、女王・卑弥呼の国。書かれた道のりのとおりに進むと九州のはるか南の海に出てしまうため、九州にあったとする説と畿内にあったとする説が、江戸時代から争われている。
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与那国島の沖の海底にある、階段やテラスのような形の巨大な岩。ダイバーが見つけ、古代の遺跡だとする説が唱えられた。多くの地質学者は、砂岩が自然に割れてできた形だとみている。
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東北本線の松川駅近くで、線路の継ぎ目板が外されて列車が脱線し、乗務員3人が死んだ事件。国鉄と東芝の労働組合員20人が起訴されたが、長い裁判の末に全員の無罪が確定し、真犯人は分かっていない。下山事件・三鷹事件とともに「国鉄三大ミステリー」と呼ばれる。
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明智光秀がなぜ主君の織田信長を討ったのか。怨恨説、野望説、朝廷や足利義昭の黒幕説、四国の長宗我部氏をめぐる説など、数えきれないほどの説が出され、いまも決着していない。
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