植物は動かず、声も立てません。けれど、虫を捕らえて溶かすもの、腐った肉の匂いで蠅を呼ぶもの、触れると葉を閉じるもの、千年を生きるものがいます。そして、人を操る菌や、叫ぶ根の伝説。奇妙な植物と菌を集めました。
植物名は、よく知られた呼び名で記しています。伝説の植物は、実在しません。
87語
虫を食べる植物
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虫を捕らえて、養分とする植物。
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二枚の葉を閉じて、虫を挟む食虫植物。
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ハエトリグサの葉の毛。二度触れると、葉が閉じる。
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袋の中に落ちた虫を、溶かす食虫植物。
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ネズミが落ちるほど大きな袋を持つ、ウツボカズラ。
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粘液の滴のついた毛で、虫を捕らえる。
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ねばつく葉で、小さな虫を捕らえる。
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水中の袋で、小さな生き物を吸い込む。
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水中で、二枚の葉を閉じて虫を捕らえる。牧野富太郎が日本で発見した。
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筒状の葉に、虫を落とす食虫植物。
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コブラの鎌首のような形の、食虫植物。
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小さな袋を持つ、一属一種の食虫植物。
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地中の葉で、微生物を捕らえる。
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ダーウィンが、モウセンゴケを研究して書いた本。
臭い花と大きな花
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直径1メートルにもなる、世界最大の花。腐った肉の匂いがする。
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3メートルを超える花序を持ち、死体の匂いを放つ。
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腐肉の匂いで、蠅を呼ぶ花の呼び名。
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地中に暮らし、口のような花だけを地上に出す。
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ヒトデの形の、臭い花。
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死んだ馬の匂いで、蠅を呼ぶ花。
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子どもが乗れるほどの、大きな葉を持つ睡蓮。
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数十年に一度、巨大な花茎を伸ばし、枯れる。
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数十年から百年に一度、一斉に花を咲かせて枯れる。
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百年近く生き、一度だけ巨大な花穂を立てる。
動く植物と奇妙な形
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触れると、葉を閉じて垂れる植物。
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小さな葉が、ひとりでに動く植物。
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夜になると、葉を閉じて眠る木。
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二枚の葉を、千年以上伸ばし続ける植物。「奇想天外」。
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石に擬態した、多肉植物。「生ける石」。
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太い幹に水を蓄える、巨木。
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傘の形に枝を広げ、赤い樹脂を出す木。
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高さ十数メートルになる、柱のサボテン。
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枯れて丸まり、風に転がる草。タンブルウィード。
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乾くと丸まり、水を得ると葉を広げる植物。
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ほかの木に絡みつき、覆い尽くすイチジクの仲間。
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雨宿りすると樹液でただれる、猛毒の木。
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触れると、激痛が何か月も続くという植物。
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根に猛毒を持つ、紫の花の植物。
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葉緑素を持たない、白い植物。「幽霊茸」。
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ほかの植物の根に寄生する、赤いきのこのような植物。
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奴さんのような姿の、寄生植物。
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根も葉もなく、ほかの植物に絡んで養分を奪う。
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木の枝に寄生する植物。北欧の神話に登場する。
長く生きるもの
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樹齢4800年を超えるとされる、イガゴヨウマツ。
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根でつながった、4万本以上のポプラの一個体。
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樹齢数千年ともいわれる、屋久島の杉。
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2000年前の地層から見つかった種が、花を咲かせた。
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シベリアの凍土の3万年前の種から、育てられた花。
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マサダ遺跡の、2000年前の種から芽吹いたナツメヤシ。
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北極圏の、種子を保存する地下の倉庫。
きのこと菌
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アリに感染し、葉に噛みつかせてから、頭から生える菌。
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暗闇で、青白く光る毒きのこ。
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緑色に光る、小さなきのこ。
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腐った木が光る現象。発光する菌による。
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地下に広がる、世界最大級の生物とされる菌。
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赤地に白い斑点の、毒きのこ。
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炎の形をした、触れるだけで危険な毒きのこ。
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純白の、猛毒のきのこ。「死の天使」。
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悪臭の粘液で、虫を呼ぶきのこ。
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白いレースのような網をまとう、きのこ。
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赤い籠の形をした、臭いきのこ。
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卵から、赤い触手のような腕が伸びるきのこ。
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赤い液をにじませる、ハイドネルム。
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きのこが輪になって生える現象。「妖精の輪」。
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南方熊楠が、生涯をかけて集めた粘菌の標本。
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粘菌が、迷路の最短経路を見つけた実験。
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ライ麦に寄生する菌。中毒で、幻覚や手足の壊死が起きる。
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麦角中毒の呼び名。
伝説の植物
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人の頭の実がなるという、伝説の木。
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バロメッツの別名。
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マダガスカルに、人を食べる木があるという、でっち上げの記事。
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世界を支えるとされる、巨大な木。
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九つの世界をつなぐ、トネリコの巨木。
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太陽が昇るとされる、東の海の巨木。
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アポロンに追われ、月桂樹に変わった精。
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死んだ少年の血から、生えたという花。
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水に映る自分に恋し、水仙となった若者。
植物をめぐる奇談
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チューリップ・バブルで、最も高値がついた品種。
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珍しい植物を求めて、世界を探検した人々。
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植物を生きたまま運ぶための、ガラスの箱。
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シダの採集が、大流行した。
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珍しい蘭を求める、熱狂。
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植物に感情があると論じ、ブームを起こした本。
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嘘発見器をつけた植物が、人の心に反応したとする主張。
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突然変異で、奇妙な花や葉になった朝顔。
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斑入りや奇形を愛でた、江戸の園芸。
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葉の芸を愛でて、高値で取引された植物。
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